6月1日の山梨でのワークショップの詳細、それから7月、9月の京都での演奏の大まかの予定をアップしました。どうぞご覧になってください。
7月の京都公演では、『地球交響曲第6番』でともに出演した雲龍さんと久しぶりにご一緒し、9月の公演では嵯峨御流の華道家、渡辺博洲さんとご一緒します。
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チェコの亡命作家、ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読んだのはもう何年前になるだろう。その本を読んでいた当時の自分自身の茫漠とした記憶を思い起こしてみると、たぶん僕が30歳頃のことだったように思う。
好きな作家はたくさんいるが、このミラン・クンデラもとても敬愛する作家である。このほど、河出書房新社から世界文学全集の第1巻として出版された。しかも、クンデラ本人が決定版としているフランス語版を翻訳の定本としており、これはもうぜひ読まねばならないと思い、早速、再読することにした。
これが本当に素晴らしいのである。以前の翻訳は、確かチェコ語を定本としてような気がするが、まあ、そのせいかどうかはわからないけれど、翻訳もとても素晴らしい。もちろん小説は絶品である!
小説の悦楽、読むことの快楽がここには詰まっている。