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仔犬のこと
春に我が家にやってきたラブラドールの仔犬。まだ1歳にもならないが、少し大人びてきた様子。
昨年まで、2頭の黒いラブラドールと一緒に暮らしていたのだが、老衰で彼らを亡くし、そのショックのようなものがずっとしこりのように残っていて、もう二度とラブラドールは飼わないと決めていた。
しかし訳あって、我が家に新たにやって来た子も、やはり黒いラブラドールだった。
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犬たちの生命は短い。彼らはその短い命を駆け抜けてゆく。
仔犬は目に見える速度で成長し、その後、緩やかな青年期と中年期を過ごし、そしてカスケードのような老年期を迎える。
昨日歩けた彼は、今日にはもう寝たきりとなり、そうして最期の時を迎える。
まるで手のひらから砂がこぼれるように、彼らの生命は僕の手から失われてゆく。砂は風に舞い、もう二度と僕の手には戻って来ない。
そして、僕はふたたび黒い犬を死を抱きしめる。
しかし、なぜそれは繰り返されるのか。黒い犬たちは、なぜ、僕の手のなかで死に続けるのか。
まるで、永劫回帰のように。

精神科医のフロイトは、第一次世界大戦後、戦争神経症の患者を多く診た。
フロイトが不思議に思ったのは、彼らが戦場で言葉にならないような悲惨な目に合いながら、戦後の平和な日々の中で、なぜそれをふたたび夢の中で繰り返し経験しなければならないか、についてだった。
そう、彼らは繰り返すのである。
フロイトはそこでひとつの発見をする。
人には、生命を萌芽し、育む力があると同時に、それを破壊し、死へと追いやる力があるということを。
フロイトは、生命を育む前者の力を「エロス」と名付け、死への欲動である後者を「タナトス」と名付ける。これらはもちろんギリシア神話に基づいている。

仔犬は、遊ぶ。全身が生命の歓喜で貫かれる。
それは輝ける力であり、太陽の大いなる似姿である。
そして、夏は短く、美しい。やがて秋が来れば、僕たちは白い息をついて枯れゆく木々のあいだを歩こうではないか。
やがてすべてが死に絶える冬が来るまで。
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by rhyme_naaga | 2013-11-10 00:29 | Naaga`s Voice