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ライブ in 京都
4月29日は、京都市でライブです。カリフォルニア在住のミュージシャン、ジェニファー・ベレザンさんとの共演です。
お近くの方は、もしよろしければどうぞいらしてください。

4月29日(日) / 京都府京都市
ジェニファー・ベレザン、長屋和哉コラボレーションコンサート

時間:11:00〜15:30(開場10:30)
第1部:11:00〜12:00 長屋和哉
お昼休憩:12:00〜13:30
第2部:13:30〜15:30 ジェニファー・ベレザン
会場:東寺客殿

住所:京都市南区九条町1番地
料金:4,500円(当日5,000円)※ヘルシーな京弁当付き
出演:Jennifer Berezan、長屋和哉
定員:100名
主催:Studio KARA
HP:http://studio-kara.com/
問い合わせ・お申し込み先:http://studio-kara.com/workshop_post/9990

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by rhyme_naaga | 2012-04-15 00:37
Youtubeチャンネル&ライブ情報
3月末から、Youtubeチャンネルをスタートしました。
その最初に、2006年リリースのアルバム『イリュミナシオン冥王星』からの2曲をアップしましたが、新たに未発表の楽曲をアップしましたので、もしよろしかったら、どうかお聴きください。
長屋和哉作曲、(株)マシロ プロデュース、高岡銅器 協力による曲です。
高岡銅器の全面協力によるものだけあって、とても美しい金属の音色になりました。



4月21日、22日は、大分市と別府市でライブとワークショップがあります。お近くの方は、もしよろしければどうぞいらしてください。最近よくご一緒する奈良裕之さんとの共演です。そして、僕たちがともに出演した映画『地球交響曲第6番』の上映もあります。

4月21日(土) / 大分県大分市
映画『地球交響曲第6番』 &虚空の音Special Live

時間:13:00開演(12:00開場)
:13:10  『地球交響曲第6番』上映
:15:40 虚空の音Special Live
会場:iichiko総合文化センター音の泉ホール
住所:大分市高砂町2-33
料金:前売2,500円(当日3,000円)
:限定ペアチケット4,000円
出演:奈良裕之、長屋和哉
主催:おおいたガイアの会

問い合わせ・お申し込み先:097-547-8218(とよだ)
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by rhyme_naaga | 2012-04-10 14:30 | ライブツアー
レオンのこと
彼は、とても頭の良い犬だった。
たくさんの言葉を知っていたし、人の感情のささやかな流れを察することもできた。たまにいたずらはしたけれど、それも大した問題ではなかった。
何よりも、彼の目にはある種の知性が確かに宿っていたし、その目の輝きは彼の感情の起伏をとても素直に語りかけていた。
つまり、彼はほんとうに素敵な犬だったのだ。
彼は、黒いラブラドールだった。
美しい目を持った、とても優しい犬だった。
その彼が死んだのは、今から2年前のことだった。
数ヶ月間、衰弱によってもはや体を起こすことができなくなり、そして最期は静かに息を引き取った。それは明け方のことだった。「レオンが死んだ」と妻が言った。僕たちは、死んだ犬をたくさんの花で包み、午後になってから、庭に彼を埋めた。墓標はまだなかったから、とりあえず素敵なレンガを敷きつめて、それをたくさんのキャンドルで飾った。
いつもと同じ、静かな夜だった。
あれから2年が経った。
そして、つい昨日のこと。
僕は、彼がすぐそばにいることに気がついた。
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霊感、という言葉はあまり好きではないが、こういうものを僕自身が持ち合わせていると思ったことは、そんなになかった。しかし知人の家で、いないはずの猫が僕の足元を歩いていくのを感じて、ちょっと悪いかなとは思いながらも、そのことを知人に告げると、飼っていた猫がつい死んだばかりだと彼女は言った。猫の柄まではわからなかったが、それは確かに猫だったし、生きている猫そのものだった。
そんなことは、これまでに何度か経験したことがあった。まあ、とりたてて言うほどのことでもないし、僕もすぐに忘れてしまうので、すべては過ぎ去ってしまう。
昨日のこと。
朝から降り続いたちょっとした嵐のような雨は、夕方になってようやく止んだ。しかし、冷たい風は吹き続けていた。僕は、家のデッキに出て、一人掛けのソファに腰掛け、コーヒーを飲んだ。肌寒かったが、夕方の陽射しは眩しくて心地よかった。
そしてその時、ふいに、ほんとうに何の前触れもなく、僕の目の前に、その犬の気配がふっと現われた。
いや、それは気配と呼ぶにはあまりにも濃密だった。彼は、僕のすぐ目の前にいて、僕の顔を見つめていた。あの懐かしい目で、僕のことをじっと凝視していた。尻尾が少し揺れていた。
僕は驚いたが、すぐに気を取り直して、彼を見つめ返した。ソファに腰かけた僕の膝あたりに、彼の体が触れているような感じがあった。彼の顔は、その膝の少し上あたりにあって、まだ僕を見つめていた。
ああ、僕は思った、レオン。
レオン、おまえ、久しぶりじゃないか。
僕は彼の頭を撫でようと思い、コーヒーをデッキに置いて、腕を伸ばした。そして、僕の手は、宙を撫でた。何もない空間で、僕の手は彼に触れていた。
こんなことを書くと、もしかしたら僕は頭のネジが飛んでしまっていると思われるかも知れないが、しかし、僕はその時そうしないではいられなかったのだ。僕は、彼に触れたかったのだ。そして、宙をさまよう僕の手は、それでも彼に触れることができたような気がした。
レオン、僕は彼に呼びかけた。レオン。
そうして宙に手を伸ばしながら、ふと僕は、彼は死んでからもずっといつも一緒にいたのだということに気がついた。ただ、そのことに僕自身が気がついていないだけだったのだ。日常のこと、仕事のこと、そして家にまだいる他の犬たちや猫のことなどにばかり注意を向けていて、それ以外のことに意識が向かなかったのだ。

ああ、レオン。僕は思った。ごめんよ。おまえがそこにいることに、これまでちっとも気がつかなかったよ。おまえはこうしてずっと一緒にいてくれていたのに、僕は他のことにばかりかまけていたんだ。おまえはそこでずっと尻尾を振ってくれていたのに、僕にはおまえの尻尾を感じることはできなかったんだ。頭を撫でてやることもしなかったし、呼びかけることもしなかった。レオン。ごめんよ。おまえは優しい犬だね。ずっと僕たちと一緒にいてくれたんだね。
僕はそう思い、胸が熱くなった。彼の気配は、消えないまま、そこにあった。
思えば、彼が立ち上がれなくなってしまった数ヶ月間、僕たち夫婦はよく泣いていた。しかし、犬の前で泣くと、犬が不安になるので、おたがい泣く時は別の部屋に駆け込んだ。あれほど泣いたのに、彼が死んだ時は、もう涙は出なかった。その数ヶ月間で、僕たちはいつの間にか彼の死への準備を済ませていたのだった。
彼が死んだ明け方の前夜、僕たちは友人夫婦を招いて、家でパーティをした。僕たちはさんざん笑い、飲み、騒いだ。その僕たちの笑い声が、彼がこの世界で耳にした最期の音だった。少なくとも、彼は僕たちの幸福を聴いてくれたのだ。その幸福な笑い声に包まれて、彼は安らかに最期を迎えてくれただろうか。
しかし、彼はそれからも、片時も僕たちから離れたことなどなかったのだ。
彼はずっとそばにいてくれたのだ。あれから、ずっと。昨日も、そして今日も。
おまえは、ほんとうに優しい犬。すてきな犬。ずっと一緒だったんだね。ごめんよ。
レオン。
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by rhyme_naaga | 2012-04-01 22:19 | Naaga`s Voice