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Naaga`s Voiceを書きました
今朝、夜が明ける前に、Naaga`s Voiceをとても久しぶりに更新した。およそ1年3ヶ月ぶりである。ほんとうに長い時間がかかってしまった。
もしよかったら、どうかお読みください。アドレスは、

http://www.ame-ambient.com/Nagaya/voice/etc/part50.html

です。タイトルは『小さな者のひとつの魂』。
昨年4月にハワイ島でのことを書いた後、それまで湧いていた水が突然枯れてしまったような感じがしていて、もう書けないかも知れないとずっと思ってきた。だが、梅雨の大雨が降り続く頃になって少しずつではあるが、水がふたたび枯れた井戸の底をひたひたとうつようになった。それは、懐かしい水だった。新しい水ではあるが、かつてと同じ味の水だった。
2日をかけて書き進み、読み終えてみると、そこにはかつてと変わらない自分の魂の姿があった。
自分が何を愛おしみ、慈しみ、かけがえのないものと感じているか、それは、僕が幼かった頃から何も変わっていなかった。僕はこうして生きてきたのだと思った。そこには、僕がこれまでの生をかけて抱きしめてきたひとつの様相があった。まとまりのない短いエッセイかも知れないが、もしかしたら僕にとってはとても大切なものかも知れなかった。

陽が照り続けていた。
八ヶ岳の短い夏が始まった。
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by rhyme_naaga | 2006-07-29 12:49 | Naaga`s Voice
ある夜の夢part2
雨の夜、あるヨーロッパ映画を観ていた。暗いトーンに彩られたフランス映画。
舞台はパリである。だがストーリーもほぼ終局に至って、突然、舞台はトルコの郊外へと移る。荒涼とした大地にまるで深く穿たれた傷のように刻まれた道を、砂埃をあげながら二台の車が奔ってゆく。道はやがて緩やかな曲線を描きながら小高い丘を回り込む。すると眼前に、カッパドキアのような畸形の山塊が姿を現した。しかも、そのカッパドキアに似た山塊の至るところにはたくさんの窓やドアが穿たれ、人々はその山塊の内部に暮らしていた。
そのシーンを観て、僕は、ふいに戦慄する。そして、声をあげる。
車から降りた男たちは緩やかな傾斜を歩いてゆくが、もはや僕はそれを観ていない。僕の眼は、窓やドアを穿たれた山塊に釘付けになっている。

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僕は、その山塊をかつて見たことがあったのだ。
それはもう何年も前のことだった。そして、それは夢の中でのことだった。
夢の中で、僕はひどく歳老いた男だった。長い白髭を生やし、宝石などで意匠を凝らしたヴェルヴェットの帽子を被っていた。長いマントのようなものを身に纏い、背の高い馬に跨がっていた。僕は静かに、だが深く絶望しているようだった。
僕は荒涼とした道を馬に揺られながら進んだ。そして僕の背後には、たくさんの男たちがやはり馬に揺られながら付いてきていた。若い男たちだった。立派な衣装を身に纏っている者はひとりもいない。皆、簡素な服装で、何ひとつ語らず黙々と僕の後に従っている。
夜だった。だが月が出ているのか、あたりは影ができるほど明るかった。道はやがて小さな丘の麓を回り込み、すると眼前にカッパドキアのような異様な風景が広がった。そして、カッパドキアの一つひとつには窓やドアが付けられ、人々はそこで暮らしているようだった。
僕たちはカッパドキアのような山々をさらに抜けて、いちばん奥にあるカッパドキアの前で止まった。やはり窓があり、ドアがある。男たちが僕の背後でいっせいに馬から降り、それに続いて僕が降りた。長いマントは足下まで隠している。若い男のうちの一人、リーダーらしき精悍な男が僕の前まで歩み出て、無言のままそこのドアを開ける。
終止無言のまま、彼は黙礼するかのように頭を垂れ、僕がそのドアの向こうへ歩いてゆくのを促している。男たちが見守っている。
そこで僕はすべてを了解するのだ。
僕は部族から追放され、ここに幽閉されるのだと。
だが、あらゆる武力は行使されなかった。僕は若い男たちに頑に反対し、男たちはそれでも僕を殺すわけにはいかなかったのだ。そこで僕は平和裡に幽閉されることになり、夜中、誰の目にも触れない時間を選んでここまで連れてこられたのだった。
男たちからは、戦いの気配が立ちのぼっていた。血の匂いはまだなく、だが張りつめた覚悟のようなものが伝わってきた。僕を幽閉して、そして戦いに行くのだろう。僕はここで幽閉されたまま、男たちの死を想うのだ。
僕の背後でドアが閉まる。僕はベッドのほうへ歩いてゆく。遠ざかる馬の足音を聴きながら、そのあたりのどこかで僕は目を覚ました。

その夢を見てから僕はしばらくの間、カッパドキアの写真を本やインターネットで探し続けた。窓やドアのある住居が山塊を彫って造られた場所がきっとあるはずだと思った。だが、いくら探してもそんな場所の写真はなく、やがて僕は諦めた。たとえどんなに異様な肌触りを持つ夢であっても、所詮それは夢なのだ。現実にそんな場所があるはずはない。そう思い、探すことはしなくなったが、夢そのものを忘れることはなかった。その夢は、およそ理不尽なまでの力によって僕をそこに繋ぎ止め、促した。僕は人に語った。「前世の記憶ね」と人は言った。そうかも知れない。僕にはわからない。
そうして数年が経ち、先日の雨の夜、僕は映画の中にその場所を発見したのである。
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by rhyme_naaga | 2006-07-27 02:00 | etc
ある夜の夢
今年に入ってから5月が終わるまで、色々とやることも多くてずいぶん気が張っていたのが、6月に入って突然、心身ともにダウンしてしまった。風邪をひき、それが間欠的に3週間ほど続いていた。6月の上旬に非公開のライブがあり、その時だけは風邪も収まっていたのだが、ライブが終わった途端に今度は熱が出て、それがしばらく続いていた。作らねばならない曲がいくつかあったのだが、手をつけることができない。音楽制作システムを変えたばかりで、ソフトウェアのインストールや機材のセットアップをしたのはいいが、覚えようにもまるで頭に入ってこない。自分でも、ここ半年ばかり必要以上に気が張っていたことがよくわかり、それが一気に萎んでしまったことが自覚できた。もう一度、気持ちを膨らませようとするのだが、どんなに足掻いても無理だった。こうなったらしょうがないと諦めて、ハンモックにねそべって本ばかり読んでいるうちに、ようやく気持ちに張りが出てくるようになってきた。
気がつけば、もう7月も中旬である。
長い時間がかかってしまった。

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その夢を視たのは、そんな6月の中旬の頃だった。確か微熱が続いていた頃である。
それは、南ヨーロッパの光景であった。たぶんスペインのどこかの街。ある男が、美しい家の居室の寝椅子に腰かけ、低いテーブルの上に置かれた黒い皮のケースを前にしていた。男はやや痩せ気味で濃い髭をたくわえ、仕立ての良いスーツを着ていた。彼のまわりには二人の娘と妻がいて、彼がテーブルに置いた皮のケースを注視している。やわらかなシェードランプの光が、そのテーブルに落ちている。娘たちが楽しげに覗き込んでいる。
男は、皮のケースを開けた。すると、中にはひとつの楽器があり、男はそれを手にした。
古い弦楽器。弦は8本張ってあり、胴はやや長細い。肌理が美しく映えており、ネックのヘッドの部分が特徴的な角度で後ろへ反っている。それはとても中東的な感じのする弦楽器であった。
男は、その弦楽器を構えてみた。するとその瞬間、男は僕自身であった。
弦楽器を構えているのは僕自身であり、僕の左手の指は、いちばん高音の弦の上をなぞっていた。あたりの光景は消え失せ、二人の娘も妻もすでにいなかった。
そのかわり、弦楽器を弾く僕の背後から、とても美しいオーケストラの演奏が聴こえてきた。悲しく、荘厳な響き。そして、ゆったりとしたメロディと、深い低音。何本ものヴァイオリンとヴィオラ。ふと気がつくと、僕はそのオーケストラの演奏に合わせて弦楽器を弾いていた。かつて聴いたことのない曲だった。そして、弾いたことのない楽器であった。しかし、僕は確かにその楽器を知っていて、その曲も知っていた。
美しく、とても悲しい曲だった。
演奏しながら、僕は涙を流した。
眼を開けると、すでに真昼だった。遮光カーテンがまるで発光しているかのように仄かに明るかった。そして僕は、夢のままに涙を流していた。体の奥に、微熱の塊があった。美しくて悲しい曲は、体の奥から、まるでその微熱そのものであるかのようにいまだに響いていた。
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by rhyme_naaga | 2006-07-12 15:46 | etc