Naaga`s Voiceの新しいものを書き終えました。すでにアップされているので、もしよかったら読んでみてください。
モンゴルについてのPart2です。タイトルは『大地の肉体』としました。
ゴビ砂漠に、ハマリンヒードという寺院があるのですが、そこのすぐ近くに洞窟修行の場所があって、これがかなり凄いのです。大地の迫力。そして、かつてそこで行なわれた修行の階梯。砂漠の、強烈な太陽の印画のように存在する洞窟の漆黒の中で、生命と魂の探究が営々と行なわれてきたのです。
それはすでにチベット密教以前の世界、はるか旧石器時代から続くシャーマンたちの命をかけた営みだったと思います。
そう、洞窟の中で。
そして、それはすでに宗教的な営みではなく、もっと広い探究だったのであり、詩も物語りも音楽も、つまりあらゆる芸術はその洞窟を源泉としているのです。
そう。
ところで昨夜、ホタルの群れを見に行きました。
凄い群れだったなあ。月の光の下、ホタルの群れが飛び交い、するとその淡い光が川面に映るのでした。
子供たちが見たら、食い入るように見つめるだろうなあ。そして、きっととても喜ぶだろうなあ。
手のひらにホタルを載せて、そんなことを思いました。