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僕の5枚めのソロアルバム『すべての美しい闇のために』は長いあいだ絶版のままでしたが、このたび増版され、ようやく再リリースすることができました。
ウェブサイトのほうはまだ準備できていない状況ですが、もしご購入に興味がおありの方がいらっしゃいましたら、下記のメールアドレスに直接お問合せくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。 info@ame-ambient.com もう何年も前に、このアルバムをリリースする時、何人かの人からタイトルを考え直したほうがいい、と言われました。 それは言うまでもなく、闇という言葉の持つダークでネガティブなイメージのせいです。僕にもそれはよくわかっていましたが、結局このタイトルのままアルバムをリリースすることにしました。 光と闇。 光はその輝かしさによって、大いなる正義や愛のメタファーとなりますが、光が眩ければ眩いほど背後の潜む闇は深くなります。すべてはコインの裏表であり、あらゆる存在は相対的です。 心理学者のカール・ユングは、父と子と精霊の三位一体に悪魔を加え、四位一体を唱えますが(ユングは、4という数字にずいぶんこだわっていました)、それは彼が、光と闇が相対的に存在し、お互いがお互いを内包していると考えたからだと思います。 いずれにしても、このとき闇はその内側に、光を包み込んでいます。 その光は、もしかしたらあまりにも小さくて、ささやかで、仄かで、多くの人の目には見えないかも知れません。 多くの人は、最初から見るつもりすらないかも知れません。闇は忌むべきものであり、人生から立ち去ってもらうべきものであり、あたかも最初から存在すらしなかったかのように振る舞うのです。しかし、その人がもし「私の人生に闇はない」と言うとき、その人はむしろ恐るべき闇のなかに立っています。 しかし、もし闇を見つめる勇気と誠実さがあれば、そこには人間が持っている優しさや悲しみや歓びがかならず見つかるはずです。例えば、ブッダは絶えずそこへ回帰しようとしていました。 なぜなら、そここそが、人が生きる場所だからです。 闇のなかには、ささやかな光が明滅し、それを抱きしめる腕があります。およそ見えないくらいの小さな光があり、それは生命の光であり、それを愛おしむ愛情があります。 それは僕にはとても美しいものに見えるのです。 『すべての美しい闇のために』というアルバムタイトルは、そんな思いから付けられました。 もしよろしかったら、どうかお聴きください。
by rhyme_naaga
| 2015-12-05 23:21
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