EP "cold moon"に収録された曲のフルバージョン。
9分超のテクノアンビエント。シンギングボウルがテーマになっていて、その響きにからみつくようにミニマルなリズムとベースが繰り返される。
曲をミニマルかつ長めにし、テンポを抑えたことで、内向的でトランシーな感じに仕上げた。
単調なリズムのミニマルミュージックは、シャーマニックである。あれはいつのことだったか、アメリカインディアンのメディシンマンが叩く太鼓を聞いたのは。熱気で朦朧とする意識の向こうから聴こえてくる太鼓。
その太鼓は、かつて魂の乗り物と考えられてきた。それは、魂がリズムに乗って旅をするからである。天空と、地底の、見えざる世界を旅するからである。
もしよろしかったら、どうかお聴きください。